格安航空会社のピーチ・アビエーションが、来月から沖縄の那覇とタイの首都バンコクを結ぶ路線を新たに設けることになり、東南アジアから沖縄を訪れる観光客の増加につながると期待されています。
5年前に運航を始めたピーチ・アビエーションは、現在、上海や香港など海外の6つの都市との間で路線を設けていますが、来月19日から沖縄の那覇空港とタイのバンコクのスワンナプーム空港を結ぶ路線を新たに設けることになりました。日本の格安航空会社がバンコク便を就航させるのは初めてです。
180人乗りのエアバスA320型機で毎日1往復運航し、片道の所要時間はおよそ4時間から5時間です。タイでは日本観光が人気で、去年1月から11月までの間に世界で6番目に多いおよそ80万5000人が日本を訪れていて、新しい路線の開設で東南アジアから沖縄を訪れる観光客の増加につながると期待されています。
バンコクで記者会見したピーチ・アビエーションの井上慎一社長は、「バンコクは東南アジアの真ん中に位置し、周辺国からの利用も期待できるうえ、タイでは訪日需要が急速に盛り上がっているので、バンコクを新たな就航地に選んだ」と話していました。
-- NHK NEWS WEB