東京都は、深刻化する人手不足に対応するため、都営地下鉄の駅で乗客の案内や警備を行うロボットの実証実験を、来月下旬から3か月間、行うことになりました。
この実証実験は、東京都がロボットの導入による業務の効率化を目指すため、都営地下鉄の都庁前駅など6つの駅で来月下旬から来年2月下旬まで3か月間、行います。
実証実験で導入するのは、トイレや目的の出口など駅構内を案内するロボットや、駅構内を自走して巡回し、不審物などを発見した場合に駅員に知らせる警備ロボットなどを想定しているということです。
こうしたロボットは、大手警備会社や研究機関などがすでに開発を進めているということで、都は実証実験に参加する事業者を今月16日まで募集しています。
都は、今回の実証実験を踏まえて駅への導入を検討していくとしています。
東京都は「駅の利用客がいる現場を実際に活用し、ロボット開発の課題を見つける機会にしてほしい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB