去年10月、世界遺産に登録されている京都府宇治市の宇治上神社で建物に油を含んだ液体をまいたとして、神奈川県の57歳の会社員が文化財保護法違反の疑いで書類送検されました。会社員は容疑を否認しているということです。
書類送検されたのは、神奈川県小田原市の57歳の男性会社員です。
警察によりますと、会社員は去年10月、宇治市で、世界遺産の宇治上神社の境内にある国の重要文化財の建物3か所に油を含んだ液体をまいたとして、文化財保護法違反の疑いが持たれています。
警察は、神社の防犯カメラにこの会社員が液体をまくような動きをしている様子が写っていたことなどから、2日までに書類送検しました。
警察によりますと調べに対し「宇治上神社に行ったことはあるが、容疑については身に覚えがない」と否認しているということです。
宇治上神社は日本最古の本殿を持つ神社として知られ、平成6年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
-- NHK NEWS WEB