おしゃか様の頭に形が似ているとして、「釈迦頭(しゃかとう)」と呼ばれる台湾の人気フルーツが、初めて日本に輸出されることになり、台湾の関係者が2日、都内で記者会見してPRしました。
「釈迦頭」は、台湾の東部、台東が主な生産地になっている人気のフルーツで、丸みのある凹凸がおしゃか様の頭に似ているとして、名付けられ、強い甘みが特徴です。
この釈迦頭が初めて日本へ輸出されることになり、港区にある日本との窓口機関、駐日代表処で記者会見が行われました。
この中で、台湾の行政院農業委員会国際処の洪忠修処長があいさつし、「釈迦頭は台湾で愛されている果物です。日本の皆様にもこの味を楽しんでほしい」とPRしました。
釈迦頭は傷みが早いため、これまでは台湾での流通にとどまっていましたが、急速冷凍の技術が開発され去年からアメリカへの輸出が始まり、ことし、日本へも輸出ができるようになったということです。
台湾の農業団体によりますと、大手のスーパーマーケットやデパートと交渉を進めていて、早ければ今月から販売が始まる見通しで、年間の販売量は100トンを目標にしているということです。
会場に招待された日本で暮らす台湾出身の男性は「シャーベットのような食感で、とてもおいしいです。日本で販売されることになってうれしいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB