台風24号の影響による静岡県内の大規模な停電は、14万戸近くで続いていて、全面的な復旧は4日までかかる見通しです。
静岡県内では、台風24号が接近した先月30日夜から1日未明にかけて、広い範囲で停電が発生し、ピーク時には県内の電力契約戸数の4割以上にあたる70万戸以上が停電しました。
電力会社が復旧作業を進めていますが、県中部から西部の中部電力の管内では、午後5時の時点で、約13万9360戸で停電が続いているということです。
内訳では、浜松市で約6万4360戸、掛川市で約1万3800戸、磐田市で約1万3300戸、静岡市で約3200戸などとなっています。
一方、県の東部など東京電力の管内で発生した停電は、2日午後6時半までにすべて復旧したということです。
中部電力は、今回の大規模な停電の原因は、強風や雨で電線が切れたり、電線に飛ばされた木の枝などが引っかかったりしたことだとみていて、今も管轄するエリアの一部の電線が送電できなくなっているということです。
中部電力では、3日も復旧工事にあたり、全面的な復旧は4日までかかる見通しです。
-- NHK NEWS WEB