台風24号の影響で静岡県では大規模な停電が発生し、2日午後8時の時点でも12万戸余りで停電が続いています。全面的な復旧は4日までかかる見通しで、市民生活などへの影響の拡大が懸念されます。
静岡県内では台風24号の影響で広い範囲で停電が発生し、最大で県内の電力契約戸数の4割以上にあたる70万戸以上が停電しました。
電力会社が復旧作業を進めていますが、県中部から西部の中部電力の管内では、2日午後8時の時点で12万1000戸余りで停電が続いているということです。
内訳では浜松市で5万7000戸余り、磐田市で1万2000戸余り、湖西市でおよそ1万1000戸、静岡市でおよそ2000戸などとなっています。
この停電の影響で、ポンプで水を送れないなどして6つの市と町で断水が続いていて、自治体が復旧を急ぐとともに給水車を出したり配水場で水を提供したりして対応しているということです。
また警察によりますと、静岡県の西部と中部では停電の影響で動かなくなっている信号機は2日午後4時の時点でおよそ530あったということで、警察は交差点では速度を落とし安全確認をして通過するよう呼びかけています。
中部電力では3日も復旧工事に当たることにしていますが、全面的な復旧は4日までかかる見通しで、市民生活などへの影響の拡大が懸念されます。
-- NHK NEWS WEB