中国では、1日から建国記念の日にあたる「国慶節」の大型連休が始まり、台風21号による被害からの復旧が進む関西空港には大勢の中国人旅行客が到着しています。
中国では、1日から7日までが「国慶節」の大型連休で、関西空港では、2日昼過ぎ、上海や香港などからの便が次々に到着し、大勢の中国人旅行客が降り立ちました。
到着ロビーでは、職員らが旅行客に、台風の被害を受けた関西を訪れてくれたことに感謝するメッセージカードやボールペンを配ってもてなしました。
上海から家族旅行で来た20代の男性は「関西が台風の被害を受けたことは知っていますが、そこまで不安はありません。観光地に行ったりして楽しみたい」と話していました。
また、上海から来た別の30代の男性は「本当は30日に来る予定でしたが、台風の影響できょうになりました。特にプランは作らず、大阪や京都をぶらぶらしたいです」と話していました。
中国最大手の旅行予約サイトによりますと、ことしの連休期間中に過去最高の700万人近くが海外旅行をする見通しで、台風や地震の発生にもかかわらず、日本は最も人気の高い渡航先だということです。
大阪入国管理局によりますと、去年の国慶節の期間は1日当たり2万5000人以上の外国人が関西空港から入国したということで、空港では、台風の影響が広がっていないか利用状況を注視していくことにしています。
-- NHK NEWS WEB