2日のニューヨーク株式市場は、貿易摩擦への懸念が後退したとして買い注文が集まり、ダウ平均株価は先月つけた終値を上回って、最高値を更新しました。
2日のニューヨーク株式市場は、アメリカなど3か国によるNAFTA=北米自由貿易協定の再交渉が合意したことなどを受け、貿易摩擦への懸念が後退したとして、航空機大手や建設機械株をはじめ幅広い銘柄に買い注文が集まりました。
午後に入ってから値上がり幅はさらに拡大し、ダウ平均株価の2日の終値は、前日に比べて122ドル73セント値上がりし2万6773ドル94セントで、先月21日の終値を上回って、最高値を更新しました。
市場関係者は「引き続き、強気の相場展開となっている。ただ、予算案をきっかけにイタリアの財政赤字が改めて注目され、一部の金融関連株が値下がりするなど、相場の足を引っ張る動きもあった」と話しています。
-- NHK NEWS WEB