今週、各地に被害をもたらした台風24号が関東に接近した夜から朝にかけて東京・大田区の商店街で現金が盗まれる被害が相次いでいたことがわかりました。警視庁は、台風の影響でほとんど人がいなくなった商店街を狙った可能性があるとみて捜査しています。
警視庁によりますと1日の朝、東京・大田区の東急池上線・石川台駅前の商店街にある学習塾で、入り口近くのガラスが割られているのを塾の関係者が見つけました。
通報を受けた警視庁が調べたところ、何者かが侵入した跡があり事務室に保管していた現金およそ4万円がなくなっていたということです。
さらに、駅の周辺の半径およそ400メートルの範囲で、同じように入り口のガラスが割られて現金が盗まれる被害が他にも飲食店や会社の事務所で3件相次いでいたことがわかりました。被害額は合わせて数十万円にのぼるということです。
1日の朝にかけて台風24号が関東に接近し、被害に遭った事務所の中には従業員がふだんより早く帰ったところもあったということです。
警視庁は、侵入の手口から同一人物の犯行とみていて、台風の影響でほとんど人がいなくなった商店街を狙った可能性があるとして捜査しています。
-- NHK NEWS WEB