3日のニューヨーク株式市場は買い注文が集まり、ダウ平均株価は前日に引き続き、最高値を更新しました。一方、外国為替市場ではドルを買って円を売る動きが強まり円相場は、一時、11か月ぶりとなる1ドル=114円台半ばまで円安が進みました。
3日のニューヨーク株式市場は、貿易摩擦への懸念の後退などから値上がりし、ダウ平均株価の終値は、前日に比べて54ドル45セント高い2万6828ドル39セントと、2日続けて最高値を更新しました。
一方、ニューヨーク外国為替市場では、朝方発表された経済指標が市場の予想を上回ったとして、ドルを買う動きが強まり、円相場は、一時、1ドル=114円台半ばをつけました。これは去年11月以来、11か月ぶりの円安ドル高水準です。
さらに、原油価格も上昇し、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、一時1バレル=77ドル付近まで値上がりしました。
市場関係者は「株高は、貿易摩擦への懸念後退に加え、アメリカ経済の好調さが再認識されている。原油をめぐっては、ロシアのプーチン大統領が価格上昇をけん制したと伝えられたが、産油国が具体的な対策を打ち出せていないと受け止められており、買いが優勢だ」と話しています。
-- NHK NEWS WEB