台風24号の影響で発生した静岡県内の大規模な停電は、徐々に解消に向かっているものの、3日午後4時の時点で3万戸近くで続いていて、全面的な復旧は4日になる見通しです。
静岡県内では、台風24号の影響で広い範囲で停電が発生し、最も多い時には、県内の電力契約戸数の4割以上に当たる70万戸以上が停電しました。
電力会社が復旧作業を進め、徐々に解消に向かっていますが、3日午後4時の時点で約2万9920戸で停電が続いているということです。
停電しているのは、浜松市で約1万1220戸、掛川市で約6500戸、静岡市で約1600戸などとなっています。
また、県などによりますと、停電でポンプが動かず水を送れないことなどから、午後4時時点で静岡市、島田市、磐田市、菊川市、掛川市それに森町の6市町の合わせて約1600戸で断水が続いています。
一方、自治体の水道が復旧していても、マンションなど個別に設置した受水槽から電力を使って各部屋に配水する仕組みになっている集合住宅では、供給に影響が出ているところもあるということで、それぞれの自治体では給水車を出すなどして対応しています。
中部電力によりますと、市街地は停電の解消が進んでいるものの、山間地では倒木などで作業員が入れない場所があるということで、全面的な復旧は4日になる見通しです。
-- NHK NEWS WEB