警察が検挙した児童ポルノに関連する事件は、ことし6月までの半年間に全国で1400件余りと、年間の検挙件数が過去最多だった去年の同じ時期を大幅に上回っていることが警察庁のまとめでわかりました。
警察庁によりますと、ことし6月までの半年間に警察が検挙した児童ポルノに関連する事件は全国で1423件と、年間の検挙件数が過去最多だった去年の同じ時期を281件上回りました。
被害にあった18歳未満の子ども615人のうち中学生と高校生は合わせて全体の70%を超えました。
また、被害は、脅されたりだまされたりしてみずから撮影した自分のわいせつな写真をメールなどで送らされるケースが最も多く、全体のおよそ40%を占めました。
一方、警察庁は、児童ポルノを始め子どもがSNSを通じて性的な被害にあったケースについて、インターネット上のどの交流サイトが利用されたのか調査を行いました。
その結果、最も多く利用されていたのが「ツイッター」で全体の40%を占め、「ひま部」が11%、「LINE」が5%などとなったということです。
警察庁はこれらの交流サイトの運営会社などと一緒に、情報共有や対策の検討を行うための協議会を立ち上げていて、引き続き連携を強化して被害の防止に取り組んでいくことにしています。
-- NHK NEWS WEB