息子を装って70歳の女性にうその電話をし、現金1100万円をだまし取ったとして、詐欺グループのメンバーが警視庁に逮捕されました。拠点に使っていた部屋には監視カメラやセンサーが取り付けられていて、警視庁は摘発を逃れるために設置したとみて捜査しています。
逮捕されたのは、住所不定で職業不詳の妙中俊允容疑者(29)ら3人です。
警視庁によりますと、先月、東京・三鷹市の70歳の女性に長男を装って「会社の金券をなくした。お金を工面できないか」とうその電話をかけ、現金1100万円をだまし取ったとして、詐欺などの疑いが持たれています。
拠点にしていた武蔵野市のマンションの部屋からは、携帯電話や名簿が押収されたほか部屋には人の出入りを確認するための監視カメラやセンサーが取り付けられていたということです。
また、拠点の部屋は人の出入りが限られる最上階を選んでいたとみられ、警視庁は、摘発を逃れるために監視カメラやセンサーを設置したとみて捜査しています。調べに対し、妙中容疑者は否認し、ほかの2人は黙秘しているということです。
-- NHK NEWS WEB