ソフトバンクグループの子会社で、携帯電話事業を手がけるソフトバンクが、年内に東京証券取引所に上場する見通しになりました。
関係者によりますと、日本取引所グループは、ソフトバンクグループの子会社のソフトバンクについて、早ければ今月中にも上場の承認を決める方針を固めたということです。
承認されれば上場先は東京証券取引所の1部となり、時期はことし12月になる見通しです。
ソフトバンクが上場すると、親会社のソフトバンクグループと共にいわゆる「親子上場」となることから、日本取引所グループは、それぞれが上場企業として経営の独立性を保てるか、審査を進めてきましたが、会社が取締役の役割分担などを進めたことから、問題がないと判断したとみられます。
今回の上場で市場から調達する資金は、昭和62年に上場したNTTのおよそ2兆2000億円に匹敵し、国内で過去最大規模になる可能性があります。
今後、ソフトバンクは、国内の通信事業者として独立した経営を行う一方、ソフトバンクグループは、ファンドの運営などテクノロジー分野への投資事業を進めていくとしています。
-- NHK NEWS WEB