全日空の52歳のパリ支店長が3日、出張で搭乗していた旅客機の中で酒に酔い、乗客にけがを負わせたとして、会社はこの支店長を諭旨退職の懲戒処分にしました。
全日空によりますと、パリとブリュッセルの支店長を兼務する52歳の男性社員が3日、出張のためパリから羽田空港に向かっていた旅客機の中で、隣の席の50代の女性に全治2日から3日のけい椎のねんざを負わせたということです。
男性支店長は機内でワインをグラスで6杯飲み、酒に酔っていたということです。
全日空は5日付けで男性支店長を諭旨退職の懲戒処分にするとともに、片野坂真哉会長と平子裕志社長をそれぞれ減給1か月の処分としました。
全日空はグループ会社を含めた社員に対し、空港ラウンジや自社の機内での飲酒を当面の間禁止し、「全職員への法令順守の徹底、教育を一層強化し再発防止に努めます」としています。
-- NHK NEWS WEB