6日、83年の歴史に幕を閉じた東京 築地市場から移転先の豊洲市場に向けての大規模な引っ越しが7日から本格的に行われ、業者の荷物を積んだトラックが続々と豊洲に到着しています。
「日本の台所」とも呼ばれた東京 中央区の築地市場は6日、83年の歴史に幕を閉じ、移転先で、およそ2.3キロ離れた江東区の豊洲市場に荷物を運ぶ大規模な引っ越しが7日から本格的に行われています。
これに合わせて、2つの市場の間で整備が進められている道路・環状2号線が臨時で開放され、7日午前5時ごろから、業者たちがターレ−と呼ばれる小型の運搬車などを運転して築地から豊洲に移動させました。
午前8時ごろからは店の道具などを積んだトラックが続々と豊洲市場に到着し、業者たちは届いた荷物を新たな店舗に運び入れていました。
東京都によりますと、今回の引っ越しでは、ターレーやフォークリフトなどの車両合わせておよそ2600台と、2トントラック換算でおよそ5300台分の荷物が運ばれる予定だということです。
水産仲卸会社の五十嵐和忠さんは「昨夜から寝ずに冷凍庫を移動させる作業に追われています。新しい市場は勝手が違うので大変だと思いますが、心機一転頑張っていきたい」と話していました。
この引っ越しは10日まで行われ、翌11日に豊洲市場が開場します。
-- NHK NEWS WEB