「体育の日」の8日、陸上男子100メートルの日本記録保持者、桐生祥秀選手が講師を務めるかけっこ教室が、札幌市で開かれました。
このかけっこ教室は、体育の日にあわせて、スポーツの楽しさや魅力を知ってもらおうと、北海道と大手保険会社が札幌市豊平区で開き、道内の小学生と保護者およそ300人が参加しました。
講師を務めたのは、陸上男子100メートルで日本選手唯一の9秒台となる9秒98の日本記録を持つ桐生祥秀選手と、陸上元日本代表の小島茂之さんの2人です。
「北海道立総合体育センター」のメインアリーナでは、桐生選手が30メートル程度の直線で子どもたちに手本を示しながら、姿勢の保ち方や腕の振り方など、速く走るためのコツをアドバイスしていました。
そして、抽選で選ばれた19人が桐生選手と一緒に走って、日本記録保持者のスピードを体感しました。
参加した小学5年生の男の子は「速く走るコツを教えてもらいました。野球をしているので、盗塁やベースランニングに生かしたいです」と話していました。
桐生選手は「子どもたちと触れ合えて楽しかった。今の子どもたちはゲームをしたり動画を見たりすることが多いと思うので、もっと体を動かしてほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB