プラスチック製ストローの廃止を、国内の外食大手として初めて打ち出した「すかいらーくホールディングス」は一部の店でストローを撤去する実験を始めました。プラスチックごみの削減に向けた動きが、日本の外食業界でも本格化しています。
ファミリーレストラン最大手の「すかいらーくホールディングス」は東京都内にある「ガスト」の一部の店でプラスチック製ストローの廃止に向けた実験に乗り出しました。
ドリンクバーの棚からストローをすべて撤去し、客から「使いたい」と申し出があった場合に限って提供しています。
会社は、実験により客の反応やストローを希望する人の割合などを把握したい、としていて、ことし12月にはガストのすべての店でプラスチック製ストローの提供を取りやめる予定です。
そして再来年にかけて国内外のおよそ3200に上るグループの店すべてに広げていく計画です。
広報担当の柴田俊一さんは「プラスチック製の提供はやめるが、ストローを希望するお客様もいるので、プラスチックを使わない代替品の検討を進めたい」と話していました。
プラスチックごみの削減に向けたストロー廃止の動きは欧米の企業が先行しましたが、外食大手の「デニーズ」や「大戸屋」も同じような実験を行う方針で、国内でも対応が本格化しています。
-- NHK NEWS WEB