アメリカの大手IT企業、グーグルは自社製のスマートフォンを来月から日本でも発売します。AI=人工知能を使ったカメラ機能などで日本市場で最大のシェアを持つアップルに対抗します。
グーグルは10日、自社製のスマートフォン「ピクセル3」を発表しました。
サイズは、5.5インチと6.3インチの2つです。
AI=人工知能を使ったカメラ機能が特徴で、例えば、写真を撮影する時に目を閉じてしまっても、AIが前後の画像を解析し、目を開いて正面を向いた顔を選び出すということです。
また、カメラをかざすだけで、メールアドレスなどを読み取ってそのまま連絡できたり、写したものが何か識別し、似た物を検索したりできる機能もあります。
価格は9万5000円からで、日本では、来月1日から発売します。
グーグルが、メーカーとして開発した自社のスマートフォンを日本で販売するのはこれが初めてです。
発表会では、ピクセルで撮影した夜景を最新のiPhoneで撮影した夜景と比較するなど、日本のスマートフォンのシェアの半分ほどを占めるアップルに対抗する姿勢を示しました。
グーグルのピクセルを担当するナンダ・ラマチャンドランシニアディレクターは、「日本でアップル製品が好まれているのは知っているが、このスマートフォンがグーグルの最新のサービスを体験できる端末だと知ってもらえれば、日本でも勝機はある」と話していました。
-- NHK NEWS WEB