前日に、ことし3番目の大幅な値下がりを記録したニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、11日も値下がりして取り引きが始まっています。
ニューヨーク株式市場は、前日の10日、長期金利の上昇が企業の資金調達などに影響し、業績が悪化するとの見方などからダウ平均株価は、831ドル以上値下がりし、ことし3番目の値下がり幅を記録しました。
株価下落の流れは、その後の東京やアジア市場に連鎖し、再び始まったニューヨーク市場でも株安の流れが続いています。
ただ、アメリカでは、取り引き時間前に発表された、先月の消費者物価の伸びが市場の予想を下回ったことから、企業業績にさらに悪影響を及ぼす金利の上昇は避けられるとして、値下がり幅は、前日より小さくなっています。
市場関係者は「これまで株価上昇をけん引してきたIT関連株などに力強さが見られず、引き続きリスクを回避しようという動きが続いている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB