ニューヨーク株式市場の連日の大幅な値下がりを受けた東京株式市場。リスクを避けようという売り注文が目立ち、株価は12日も値下がりしています。
12日の東京株式市場は、ニューヨーク市場でダウ平均株価が2日連続で大きく値下がりしたことを受けて取引開始直後、日経平均株価が270円近く値下がりしました。
その後は買い戻しの動きも出て、一進一退の値動きになっています。
日経平均株価、午前の終値は11日の終値より102円ちょうど、安い、2万2488円86銭。
東証株価指数=トピックスは9.43、下がって、1692.43となりました。
午前の出来高は、8億3093万株でした。
今回の世界的な株安は、米中の貿易摩擦が大きな背景の1つになっています。
このため12日は、中国の貿易に関する統計が市場の関心を集め、先月までの輸出の伸びが事前の予測を下回ったとして中国 上海市場で株価がいくぶん下がったことも投資家の心理を冷やしました。
市場関係者は、「全体として世界的な株安から落ち着きを取り戻したとは言えず、なお神経質な値動きが続くことが予想される」と話しています。
-- NHK NEWS WEB