大手電機メーカーの日立製作所は、電動工具などの製造・販売を手がける子会社、日立工機の株式をアメリカの大手投資ファンド、KKRにおよそ450億円で売却すると発表しました。
発表によりますと、日立製作所は保有している子会社の日立工機のすべての株式をアメリカの大手投資ファンド、KKRに売却することで合意したということです。売却にあたっては、KKRが今月末に実施する株式の公開買い付けに日立製作所が応じる形で行われ、売却額は451億円になるということです。
日立工機は、昭和23年設立の電動ドリルなどの工具を手がけるメーカーで、海外のライバル企業との競争を背景に業績が低迷していました。日立製作所は事業の選択と集中を行って収益性の高い事業に特化する構造改革を進めていて、ほかの子会社の事業の売却についても現在、検討を進めているということです。
-- NHK NEWS WEB