ニューヨーク株式市場の連日の大幅な値下がりを受けた東京株式市場。午後になると買い戻しの動きが広がり、日経平均株価は値上がりして、12日の取り引きを終えました。
12日の東京株式市場は、ニューヨーク市場でダウ平均株価が2日連続で大きく値下がりしたことを受けて取引開始直後、日経平均株価が270円近く値下がりしました。
一方、午後に入ると11日、値下がりした銘柄を中心に、買い戻しの動きが広がりました。
日経平均株価、12日の終値は11日より103円80銭高い、2万2694円66銭でした。
900円以上の値下がりとなった11日から一転して、値上がりとなりました。
東証株価指数=トピックスは、0.59上がって、1702.45でした。
1日の出来高は、16億8884万株でした。
今回の世界的な株安は、米中の貿易摩擦が大きな背景の1つですが、中国の当局は12日、公表した貿易に関する統計に関連して今後、輸出や輸入が鈍化するとの見通しを示し、依然として先行きへの警戒感は残っています。
市場関係者は、「きょうはアジアの株式市場でも株価が持ち直しているが、世界的な貿易摩擦に対する懸念は根強く、なお神経質な値動きが続く可能性がある」と話しています。
-- NHK NEWS WEB