大阪空港と大阪 門真市を結ぶ大阪モノレールが、17年ぶりに導入する新型車両「3000系」の試乗会が12日、行われました。
大阪空港と大阪 門真市を結ぶ大阪モノレールでは17年ぶりに新型車両となる「3000系」を導入し、今月21日から運行します。
これに先立って12日、報道陣を対象にした試乗会が行われ、運行の様子が初めて公開されました。
ゆっくりと万博記念公園駅に入ってきた新型車両「3000系」は4両編成で青と紫のラインが入ったシルバーの車体に丸みのついた先端部など親しみやすい外観が特徴となっています。
座席は合わせて124席で、1人分の座席幅は新幹線のグリーン車と同じ48センチと乗客がゆったりと座れるようになっています。
また運転席のすぐ後ろには床を20センチ高くして、窓枠をつけたキッズスペースが設けられ、子どもたちが外の景色や運転のようすを楽しむことができます。
このほか、車内には身だしなみを確認するための鏡や空気清浄機も設置されていて、快適に過ごせるように工夫されているということです。
運営会社の大阪高速鉄道車両課の豊田裕三車両係長は「快適さと楽しさを感じられる車両になっていますので、地域の皆さんに愛されるようになってほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB