12日のニューヨーク株式市場は、アジアやヨーロッパ市場の流れを引き継いで、幅広い銘柄に買い注文が集まり、ダウ平均株価は、前の日に比べて大きく値上がりして取り引きが始まっています。
ダウ平均株価は長期金利の上昇や貿易摩擦への懸念などから、前日までの2日間で5%を超える値下がりを記録しましたが、12日は、取り引き開始直後から前日に比べておよそ400ドル値上がりました。
アジアやヨーロッパ市場での値上がりの流れに加えて、取り引き時間前に発表された大手金融機関の先月まで3か月間の決算が、おおむね市場予想を上回ったことも、買い注文を後押ししています。
市場関係者は「値ごろ感が出ているとして幅広い銘柄で買い戻す動きが出ている。中国の対米貿易黒字が大幅に増えたという統計も、中国の景気減速懸念を和らげるものとして受け止められている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB