最新の電子機器などが集まるアジア最大級の展示会、「CEATEC JAPAN」が16日からの一般公開を前に報道陣に公開され、ことしは、AI=人工知能の技術を使った最新のロボットなどが注目を集めています。
千葉市の幕張メッセで開かれる「CEATEC JAPAN」には、国内外から725の企業や団体が参加します。
会場では、AIを使って相手の表情を読み取り、コミュニケーションする「日立製作所」のロボットや、最適な動き方を学習して作業する「ファナック」の工業用のロボットなど、ロボットとAIを組み合わせた製品が注目を集めています。
このうちAI開発ベンチャーの「プリファードネットワークス」は、自動で部屋の片づけをするロボットのシステムを展示していて、音声で指示すると、散らかった服やおもちゃなどを指定した場所に片づけます。
岡野原大輔副社長は「AIによって家の中の複雑な情報を分析することで、家庭でロボットが活躍できるようにしたい」と話していました。
また舌の画像をもとに、口のにおいをAIで分析するシステムや、AIを搭載した水をねだる盆栽など、最新の技術を身近な場所で活用する動きが目立っています。
この展示会は16日から19日まで、一般公開されます。
-- NHK NEWS WEB