アメリカの大手IT企業、マイクロソフトをビル・ゲイツ氏とともに創業した資産家のポール・アレン氏が15日、死去しました。アレン氏は太平洋戦争で沈没した戦艦「武蔵」を発見した調査を立ちあげたことでも知られています。
ポール・アレン氏が代表を務める投資会社「バルカン」は15日、ホームページに「深い悲しみと共にマイクロソフトの共同創業者のポール・アレン氏の死去をお伝えします」とする声明を掲載しました。
それによりますと、アレン氏はワシントン州シアトルでがんの合併症により死去したということです。65歳でした。
アレン氏は1975年に友人のビル・ゲイツ氏とともにマイクロソフトを創業し、1983年に病気の治療のために退社してからは投資や慈善活動を続けていました。
また、太平洋戦争で沈没した戦艦「武蔵」を71年ぶりに発見した調査を立ちあげたことでも知られています。
マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは声明を発表し「ポール・アレン氏によるこの会社とこの業界への貢献はなくてはならないものだった」として追悼の意を表し、アメリカのメディアもアレン氏の功績とともに速報で死去をいっせいに伝えました。
-- NHK NEWS WEB