16日のニューヨーク株式市場は、この日までに出そろった大手金融機関の最新の業績でアメリカ経済の好調さが改めて確認できたとして、ほぼ全面高となり、ダウ平均株価の値上がり幅は、ことし3番目となる547ドルを記録しました。
ニューヨーク株式市場ダウ平均株価の16日の終値は、前の日に比べて547ドル87セント高い、2万5798ドル42セントでした。
前日の月曜日は小幅ながら値下がりしたニューヨーク株式市場ですが、16日は取り引き開始前にゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーの先月までの3か月間の決算が発表され、いずれも市場の予想を上回りました。
この結果、この日までに出そろった大手金融機関の業績からアメリカ経済の好調さが改めて確認できたとして、貿易摩擦などへの懸念も和らぎ、株式市場はほぼ全面高の展開になりました。
ダウ平均株価は午後に入ってさらに値上がりし、この日記録した547ドル87セントの値上がり幅は、ことし3番目の大きさでした。
市場関係者は「金融機関は利上げによって利益が増える業種でもあるが、順調に業績を伸ばしていることが確認された。これから本格化するIT企業の決算への期待も株価を押し上げている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB