千葉県でパチンコ機器の卸売りなどを手がける会社が、架空の経費を計上する手口で1憶7000万円余りの所得を隠していたとして、脱税の疑いで東京国税局から告発されました。
告発されたのは、千葉県木更津市でパチンコ機器の卸売りを手がける会社「MYSS」と、藤本鎮社長(56)です。
関係者によりますと、この会社はメーカーから古い型のパチンコ台などを安く仕入れ千葉県内のパチンコ店などに販売していますが、別の会社にうその請求書を作らせるなどの手口で架空の経費を計上し、所得を少なく見せかけた疑いがあるということです。
東京国税局は去年8月期までの2年間に、およそ1憶7200万円の所得を隠し、およそ4100万円を脱税したとして、会社と藤本社長を法人税法違反などの疑いで千葉地方検察庁に告発しました。
不正に得た資金は社長が貸金庫に現金で保管したり、遊興費にあてたりしていたということです。
-- NHK NEWS WEB