大阪・堺市で、会社社長の弟を練炭自殺を装って殺害したとして起訴された44歳の姉について、警察は糖尿病を患っていた父親にインシュリンを大量に投与し殺害したとして再逮捕しました。
再逮捕されたのは大阪・堺市の会社役員、足立朱美容疑者（44）で、ことし１月、糖尿病を患っていた父親の富夫さん（67）にインシュリンを大量に投与し、その後、死亡させたとして、殺人などの疑いが持たれています。
朱美容疑者はことし３月、弟で建設会社社長の足立聖光さん（40）に睡眠薬を飲ませ、実家のトイレで練炭自殺に見せかけて殺害したとして逮捕、起訴されました。
警察はことし１月、甘酒などを飲んだ後に意識を失い、６月に死亡した富夫さんについても捜査していましたが、治療に使っていたインシュリンが不自然に減っていたほか、体内から朱美容疑者に処方されていた睡眠薬の成分が検出されたとして17日に再逮捕しました。
警察によりますと、調べに対し「黙秘します」と供述しているということです。
-- NHK NEWS WEB
