バイクのEVへの切り替えが進む台湾で、地元のバイクメーカーなどが充電を待つ必要がない「電池交換式」のモデルを発表することを相次いで明らかにし、台湾では「電池交換式」が電動バイクの主流になっていきそうです。
台湾のバイクメーカー2社は17日、「電池交換式」のモデルを来年新たに発表することを明らかにしました。
「電池交換式」は電池が減った際、充電済みの電池に丸ごと交換するタイプのもので、充電する時間を待つ必要がないのが特徴です。
台湾ではベンチャー企業が、日本のパナソニックの電池を使って開発した「電池交換式」のバイクが急速に販売台数を伸ばし、今では電動バイクの3分の2を占め、都市部にはおよそ1キロの間隔で専用の電池交換ステーションが設置されています。
台湾のメーカー2社は新しいモデルについて、車体は自社で生産し、電池や交換ステーションはこのベンチャー企業の仕組みを利用するとしています。
電池交換式をめぐっては、日本のヤマハ発動機も台湾で販売するモデルに採用する方向で検討しているということです。
2035年以降の新車を電動バイクに切り替える方針の台湾では「充電式」と「電池交換式」の主に2種類が製造・販売されていますが、今後、電動バイクがさらに普及していく中で「電池交換式」が主流になっていきそうです。
-- NHK NEWS WEB