免震装置のメーカーが検査データを改ざんして、国の基準などを満たしていない製品を全国の建物に設置していた問題で、静岡県にある浜岡原子力発電所の非常用の設備でも同じ型の装置が取り付けられていたことがわかりました。
中部電力によりますと、静岡県御前崎市にある浜岡原子力発電所で3年前に設置された非常用の発電設備の地下に、問題となっているメーカーが製造したダンパーと呼ばれる装置32基が取り付けられていました。
いずれも改ざんされていたものと同じ型です。
浜岡原発は現在運転を停止していて、この発電設備は点検などで稼働させた実績がありますが、これまで大きな問題はなかったとしています。
中部電力はダンパーが国の基準を満たしているかどうか確認を進めています。
-- NHK NEWS WEB