職場以外の場所で働くテレワークなど働き方改革を推進する企業が増える中、今年度に創設された東京都の補助制度を活用した初めてのサテライトオフィスが多摩市に開設されました。
このサテライトオフィスは、京王電鉄が多摩市の京王多摩センター駅近くのホテルに開設し、17日は関係者が出席して記念のセレモニーが開かれました。
オフィスは通信環境を整えた260平方メートル余りのスペースに、個別に使用できるデスクや会議室のほか、郵便受けやロッカーもあり、多摩地域の拠点として利用できるようになっています。
東京都が都心に比べて少ない多摩地域の「サテライトオフィス」を増やそうと、今年度創設した補助制度が初めて活用されています。
京王電鉄は、ワークライフバランスの実現に貢献する施設を多摩ニュータウンの中心部で運用していくことで沿線の魅力をさらに高めていきたい考えです。
すでに多くの企業から問い合わせがあるということで、京王電鉄の櫻井俊樹戦略推進本部長は「自宅近くで働きたいという住民の利便性を高めるとともに、施設を企業どうしの交流の場にも活用してもらい地域を活性化させていきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB