競泳の日本のエース、萩野公介選手が、プロの選手として東京オリンピックで2大会連続の金メダルを目指すためことし春からIOC=国際オリンピック委員会の最上位スポンサーになっている大手タイヤメーカー、「ブリヂストン」とスポンサー契約を結ぶ方向で最終調整していることがわかりました。
22歳で大学4年生の萩野選手は、去年、リオデジャネイロオリンピック400メートル個人メドレーで日本勢初の金メダルを獲得するなど金・銀・銅と3つのメダルを獲得しました。
卒業後は、企業や団体に就職せずプロの選手として活動したい意向を持っていて、「ブリヂストン」とスポンサー契約を結ぶ方向で最終調整していることがわかりました。
ブリヂストンは、3年前からIOCの最上位スポンサーになっている企業で、関係者によりますと東京オリンピックを盛り上げていくうえで、スポーツ界をけん引し、水泳以外でも社会貢献したいという萩野選手の姿勢を評価しているということです。
萩野選手は「いいときも悪いときも結果が素直に反映されるのがプロだと思う。水泳以外でもできることをもっとやっていきたい」と話しています。
スポーツ界では、去年、体操の内村航平選手や陸上短距離のケンブリッジ飛鳥選手もプロ転向を表明しています。
-- NHK NEWS WEB