18日の中国・上海の株式市場は、実体経済の先行きへの懸念などから、代表的な株価指数は17日に比べて2.9%余り下落して節目の2500ポイントも割り込み、およそ3年11か月ぶりの安値になりました。
18日の上海の株式市場は、取引開始直後から石油などの銘柄を中心に売り注文が広がり、代表的な指数の「総合指数」の終値は、17日に比べて2.9%余り下落しました。
指数は節目の2500ポイントを割り込んで2486.42ポイントとなり、2014年11月以来、およそ3年11か月ぶりの安値となりました。
これで上海の株式市場の「総合指数」は、去年の終値に比べた年初来の下落率は24.8%余りとなっています。
市場関係者は「米中の貿易摩擦で投資家の心理がもともと冷え込んでいたところに、企業の資金需要が低迷しているとの見方が出て、実体経済の先行きへの懸念が広がった。元安も進んでおり、あす発表される中国のGDP=国内総生産の値などに関心が集まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB