セブン&アイ・ホールディングスの子会社の元社員が、会社の口座からおよそ360万円を引き出して着服したとして、詐欺などの疑いで逮捕されました。不正に引き出した額は少なくとも2500万円に上るとみられ、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
逮捕されたのは、インターネット通販会社、セブンネットショッピングの経理担当の社員だった千葉県松戸市の堀江一昭容疑者(50)です。
警視庁によりますと、堀江容疑者は、おととし8月から9月ごろ、会社の通帳や印鑑を勝手に使って銀行口座からおよそ360万円を引き出して着服したとして、詐欺や有印私文書偽造などの疑いが持たれています。
不審な現金の引き出しがあったことから、会社が内部調査を進め、警視庁に刑事告訴していました。
警視庁によりますと、調べに対して容疑を認め、「生活費に充てていた」などと供述しているということです。
これまでの調べで、不正に引き出した額は少なくとも2500万円に上るとみられ、警視庁が詳しいいきさつを捜査しています。
堀江容疑者は去年11月に懲戒解雇されていて、セブン&アイ・ホールディングスは「内部管理体制の強化や社員のコンプライアンス意識の向上などを図り、再発防止の徹底に努めます」とコメントしています。
-- NHK NEWS WEB