油圧機器大手の「KYB」グループによる免震・制振用のダンパーの検査データの改ざん問題で、会社側が19日午後、会見を開き、改ざんが確認されたかその疑いがあるダンパーが設置された物件のうち70件を公表しました。いずれも免震用のダンパーが使われている官公庁の物件となっています。
KYBの齋藤圭介専務執行役員と子会社のカヤバシステムマシナリーの廣門茂喜社長は午後4時すぎから会見しました。
この中で、齋藤専務執行役員は公表した70件について、「できるだけ早いタイミングで、まずは非常に多くの皆様が、お使いになるであろう庁舎につきまして今回、公表しました」と述べ、はじめに官公庁の物件を公表した経緯を説明しました。
70件は、いずれも免震用のダンパーが使われていて、改ざんが確認された物件は28件ありました。
-- NHK NEWS WEB