日本郵便は、子会社の物流会社が配送途中の倉庫で劇物に指定されている「メタノール」を紛失したと発表しました。日本郵便は、見つけた場合には開封せずに警察などに届け出てほしいと呼びかけています。
メタノールを紛失したのは、日本郵便の子会社の物流会社「トールエクスプレスジャパン」です。
発表によりますと、先月27日、送り主の兵庫県姫路市の会社からメタノールが入った4リットル入りの缶2本と18リットル入りの缶1本を受け取り、大阪市住之江区にある倉庫に運び入れました。
しかし翌日、配達のために仕分け作業をしていたところ、4リットル入りの缶が2本ともなくなっていることに気がついたということです。
メタノールはアルコールの一種で、可燃性が高く法律で劇物に指定されています。
送り主の会社が警察に届け出て、日本郵便側も誤って配達していないかなど調べていますが、見つけた場合にはそのまま開封せずに警察などに知らせてほしいと呼びかけています。
配送中に劇物を紛失したことについて日本郵便は「皆様に心配をおかけし申し訳ありません。管理体制に問題があったと認識しており、指導を徹底していきたい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB