天皇陛下の退位などに向けて、今月12日に開かれた式典委員会の初会合の議事概要が公表されました。皇太子さまが新天皇即位を内外に宣言する儀式で使われる「高御座」(たかみくら)について、杉田官房副長官は一般に公開するのが望ましいという考えを示していました。
天皇陛下の退位などに向けて、今月12日に開かれた式典委員会の初会合の議事概要が、総理大臣官邸のホームページで公表されました。
それによりますと、来年10月に皇太子さまが新天皇即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」で使われる「高御座」について、杉田官房副長官は「京都で一般参観が行われた前回同様、多くの国民が儀式の一端に触れられるように、一般参観を行うことが適当だ」と発言していました。
現在の「高御座」は大正天皇の即位にあたって作られ、高さは6メートル余りで、多くの装飾が施されています。
また初会合で、式典委員会の事務局から、来年2月24日の天皇陛下のご在位30年の記念式典の日に、学校や会社などで国旗を掲揚するよう協力を求める案が示され、野上官房副長官は賛同していました。
-- NHK NEWS WEB