大手住宅メーカーの積水ハウスが土地売買をめぐって55億円をだまし取られ、「地面師」グループの8人が逮捕された事件で、警視庁は、新たに土地代金を振り込ませる複数の口座を手配したと見られる59歳の男を逮捕しました。調べに対し、容疑を否認しているということです。警視庁は、国外に渡航した男など事件を主導したと見られる3人についても捜査しています。
去年、東京 品川区にある都心の一等地の売買をめぐって積水ハウスが55億円をだまし取られ、土地の所有者に成り済ました生命保険会社の元営業職員、羽毛田正美容疑者(63)ら地面師グループの8人が逮捕されています。
その後の捜査で警視庁は、新たに住所不定、職業不詳の佐々木利勝容疑者(59)を、偽造された書類などで不正に土地を登記しようとした疑いで逮捕しました。
捜査関係者などによりますと、佐々木容疑者は、土地代金を振り込ませる複数の口座を手配する役割を担っていたと見られるということです。
調べに対し、容疑を否認しているということです。
この事件では、今月13日未明に羽田空港からフィリピンに渡航した自称コンサルタントで、カミンスカスと姓を変えた小山操容疑者(58)ら事件を主導したと見られる3人についても、警視庁が捜査を進めています。
-- NHK NEWS WEB