東京一極集中の是正に向けた今後の施策に生かそうと、片山地方創生担当大臣は21日、福島県を訪れ、廃校となった小学校の校舎を活用して企業のサテライトオフィスを誘致している取り組みなどを視察しました。
このうち、福島県田村市では、企業のサテライトオフィスを誘致するため、市が、廃校となった小学校の校舎を活用して、ことし3月に設置した拠点を視察しました。
片山大臣は、教室だった部屋に設けられたテレビ会議のシステムなどを見て回ったほか、施設の責任者から、IT関連の企業など10社近くが入居し、地元の雇用創出につながっているなどと説明を受けました。
続いて、片山大臣は、三春町で、国からの交付金で町が改装した土蔵に、東京のアニメ制作会社が開設したスタジオを視察しました。
視察のあと、片山大臣は記者団に対し、「次元の異なる大胆な地方創生を実現するよう安倍総理大臣から指示を受けている。自治体の皆さんに『内閣の覚悟が違う』と思ってもらえるような規模の地方創生の交付金の予算になるよう頑張りたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB