20日、大阪市内で酒に酔った33歳の男性が警察に保護されたあと死亡しましたが、男性はパトカーの中で警察官に体を押さえつけられ急にぐったりしたということで、警察は捜査本部を設置し、当時の対応に問題がなかったか詳しい状況を調べています。
警察によりますと、20日午後10時半すぎ、大阪 都島区の路上で、豊中市に住む33歳の会社員の男性が酒に酔った状態で暴言を吐きながら殴りかかったため、警察官4人が手足を押さえて保護しました。
男性はパトカーの中でも暴れ、警察官2人が後部座席にうつ伏せにして腰や肩を押さえつけたところ、数分後に急にぐったりし、その後、死亡が確認されたということです。
警察が22日、司法解剖をしたところ、男性の肺はうっ血状態で中に水がたまっていたことがわかりました。
一方で男性の胸や腹には強く押さえつけた跡はないということです。
警察は業務上過失致死事件として捜査本部を設置し、男性を保護する間に過剰な制圧行為がなかったか詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB