23日のヨーロッパの株式市場は、中国経済の先行きへの懸念が広がったことなどからリスクを避けようと売り注文が膨らみ、主な市場の株価指数はドイツで2%を超える下落となるなど大きく値下がりしています。
日本時間の夕方から取り引きが始まった23日のヨーロッパの株式市場は東京市場に加え、中国の上海市場でも株安が進んだ流れを受けて取り引き開始直後から売り注文が膨らみ、株価は値下がりしています。
主な市場の株価指数は日本時間の午後6時半の時点で、前日の終値と比べてドイツのフランクフルト市場で2.4%の大幅な下落となっているほか、パリ市場で1.7%、ロンドン市場で1.3%、イタリアのミラノ市場で1.1%、それぞれ値下がりしています。
市場関係者は、「企業の業績は悪くないが、米中の貿易摩擦を受けた中国経済の先行きや、サウジアラビアのジャーナリストが死亡した事件が原油市場に与える影響などへの懸念が広がり、リスクを避けようという動きが強まっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB