トルコにあるサウジアラビア総領事館でジャーナリストが死亡した事件はサウジアラビアに対して真相の究明を求める声が高まっています。こうした中、サウジアラビアで開かれている経済フォーラムに事件への関与が指摘されているムハンマド皇太子が登壇する見通しになり、事件に言及するのか関心が集まっています。
サウジアラビアのムハンマド皇太子が主催する「砂漠のダボス会議」とも呼ばれる経済フォーラムは23日、首都リヤドで3日間の日程で始まりました。
フォーラムはムハンマド皇太子が進める経済改革を象徴するイベントですが、今月、ジャーナリストがトルコにある総領事館で死亡した事件を受けて欧米各国の要人や企業のトップなどが相次いで参加を取りやめ、ソフトバンクグループの孫正義社長も予定されていた講演を取りやめました。
こうした中、経済フォーラムの運営団体によりますと現地時間の24日午前、日本時間の午後にムハンマド皇太子が登壇し、発言する方向で調整が進められているということです。
ムハンマド皇太子は初日は15分間ほど、会場に姿を見せたのち、その場をあとにしています。
事件の真相究明を求める声が高まる中、疑惑への関与が指摘されているムハンマド皇太子が事件について言及するのか関心が集まっています。
-- NHK NEWS WEB