外国船籍の貨物船が衝突し、通行止めが続いていた山口県周防大島町と本州側を結ぶ橋は、24日午前7時前から大型車などを除き片側1車線を使って通行が再開されました。一方、断水は少なくとも今月いっぱいは続くとみられ、影響の長期化が懸念されます。
周防大島町では22日、島と本州側を結ぶ大島大橋に外国船籍の貨物船が衝突し、送水管などが破断して、ほぼ全域のおよそ9000世帯で断水が続いています。
橋は点検のため、22日夜から通行止めとなり島の外への車での移動や食料品や燃料などの輸送がほとんどできなくなりました。
県は23日、橋桁を調査した結果「総重量2トン以下の自動車やバイクであれば通行しても支障がない」と判断し、橋は、24日午前7時前から大型車などを除き片側1車線を使って通行が再開されました。
橋やその周辺では行き来する車で渋滞が起きていますが、利用者は「職場に行くために橋に来ました。通行が再開されて助かります」などと話していました。
ただ、大型トラックや給水車などは通行できず、フェリーでの移動を余儀なくされています。
一方、県は、今月中に、橋に仮の管を設置し、送水を目指すとしていますが、町に水を送る柳井地域広域水道企業団は資材の調達などに時間がかかるため送水は来月上旬になる見通しを示しています。
-- NHK NEWS WEB