ハロウィーンのイベントが盛り上がりを見せる一方、路上での迷惑行為が後を絶たないことから、ディスカウントストア大手の「ドンキホーテホールディングス」と、コンビニ大手の「ローソン」は、今月31日から翌日にかけて、東京・渋谷区の店舗で瓶に入った酒の販売を見合わせることになりました。
これは、10月31日のハロウィーンに向けて毎年、大勢の若者らが集まる東京・渋谷区が23日、瓶に入った酒の販売の自粛などを呼びかけたことに対応したものです。
具体的には、「ドンキホーテホールディングス」が区内にある店舗、「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」で、今月31日の午前0時から11月1日の午前6時まで、ビールやワインなど瓶に入った冷蔵の酒の販売を見合わせます。
またコンビニ大手の「ローソン」は、今月31日の午後6時から11月1日の午前6時まで、渋谷駅の周辺にある6つの店舗で瓶に入った酒の販売を見合わせます。
ハロウィーンは、渋谷のスクランブル交差点で仮装した人たちが大勢集まるイベントとして定着していますが、渋谷区によりますと、飲食物のごみが放置されるなど路上での迷惑行為が後を絶たず、住民からの苦情が多く寄せられているということです。
ドンキホーテホールディングスは、「渋谷区の呼びかけに応じ、地域のマナー向上に貢献したい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB