山形市にある高校が、全日制の普通科としては全国で初めて、アニメーションの基礎を学ぶ科目を再来年から設けることになりました。
これは、山形市にある東海大学山形高校などが、24日記者会見して明らかにしたものです。それによりますと、総合学習コースの2年生からの選択科目に、再来年の4月から新たに「アニメーション」を毎週4時間設けます。
授業では、基本的な技法や作品の完成に至るまでの過程を学ぶ予定で、「ルパン三世カリオストロの城」を手がけた制作会社などの社員が講師を務めるということです。
この高校によりますと、全日制の普通科の高校でアニメ−ションを学ぶ科目が設けられるのは、全国で初めてだということです。
学校を運営する法人の吉村和文理事長は「日本のアニメ産業は世界で注目されている。子どもたちがアニメーターを目指すきっかけになると思う」と話していました。
また、講師を派遣する東京のアニメ制作会社の浄園祐社長は「今後、アニメ界を引っ張る人材を山形から輩出する第一歩になれば」と話していました。
-- NHK NEWS WEB