25日の東京株式市場は、24日のニューヨーク市場での株価の大幅な下落を受けて全面安になっており、日経平均株価は800円を超える値下がりになっています。
25日の東京株式市場は、24日のニューヨーク市場でダウ平均株価が600ドル以上値下がりしたことなどを受け、取り引き開始直後から全面安になっています。
さらに、中国・上海市場などアジア各地の株式市場でも株安が進んでいることから日経平均株価は下げ幅を拡大し、一時、800円を超える値下がりとなりました。
株価の値下がりは、アメリカと中国の貿易摩擦の激化を背景に、決算発表が本格化しているアメリカで業績の先行きに慎重な見通しを示す企業が増えていることがあります。
さらに市場では、イタリアの財政問題やサウジアラビアをめぐる情勢など世界経済の先行きをめぐる不透明な要因に対しても警戒が強まっています。
市場関係者は「貿易摩擦が実際に企業の業績に影響を及ぼし始めているという懸念が広がっている。外国為替市場でも一時、1ドル=111円台と円高ドル安傾向になっていることもあり、売りが売りを呼ぶ展開となっている」と話しています。
-- NHK NEWS WEB