東京オリンピック・パラリンピックに向けて国と成田空港会社は、一部の滑走路について来年10月から運用時間を深夜0時まで延長する方向で地元自治体と最終的な調整を進める方針であることが関係者への取材でわかりました。
成田空港のA滑走路については、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを前に、現在、午後11時までとなっている運用時間を翌日の午前0時まで1時間延長することで、国や地元の自治体がすでに合意しています。
関係者によりますと、国土交通省と成田空港会社が協議した結果、この運用時間の延長を来年10月から実施するために自治体と最終的な調整を進める方針を決めたということです。
これに伴って空港会社は、周辺の住宅への追加の防音工事を急ぐことにしています。
運用時間が延長されるのは昭和53年の開港以来初めてのことで、東京大会に向けて都心へのアクセスの整備や保安検査の態勢強化にもつながることが期待されます。
-- NHK NEWS WEB