フィリピンの首都マニラで、3年前とおととし、山梨県の整骨院経営の男性ら2人が相次いで殺害された事件で、現地の警察は不法に銃を所持していた疑いで逮捕した、フィリピン人の男が2人の殺害を認める供述をしていることを明らかにするとともに、ほかに1人が事件に関わっていたと見て、捜査を進めています。
フィリピンの首都マニラで、3年前とおととし、山梨県韮崎市の整骨院経営、鳥羽信介さん(当時32)と知人の会社役員が相次いで何者かに銃で撃たれて殺害されました。
フィリピンの警察は13日、不法に銃を所持していた疑いで逮捕した、軍の予備役、カービー・タン容疑者(44)が、鳥羽さんら2人の殺害を認める供述をしていることを明らかにしました。
この事件では、現地のフィリピン人に依頼し、鳥羽さんらにかけられた保険金目的で2人を殺害したなどとして、去年、鳥羽さんの知人の男女4人が山梨県警察本部に逮捕され、その後、起訴されています。
現地の警察は日本の捜査情報を基に、タン容疑者が4人から依頼を受けて、鳥羽さんらの殺害を実行したと見て行方を追っていました。
警察はタン容疑者の供述などから、ほかにもフィリピン人の男1人が事件に関わっていたと見て、捜査を進めています。
-- NHK NEWS WEB